2016年3月開催

2016/04/16

2016年3月27日に臨床研修会月例会(講習会)を開催しました。

[基礎科]
川幡先生が「風邪の治療」の講義を行いました。

風邪の治療は簡単なようで難しいものです。
身近な疾患ですが風邪の進行に合わせて治療を行う必要があります。
風邪は約80%はウイルスによるものです。

しかし、素問や霊枢の時代はその概念が無いので、外邪や邪気などと表現されています。
精気の虚に外因(風寒、寒湿、風寒湿、燥 等)が加わり、風邪の症状が現れます。
脈診や症状により、外邪がどこまで侵入したのかを診断し、鍼灸治療を行います。

今回は、咳の症状や気管支炎などに効果がある「からしの湿布」の作り方、使い方を皆さんに見ていただきました。
通常は風邪薬を飲み、安静にすることで治る疾患ですが、薬を飲めない体質、妊産婦、アスリートの方のお役に立つと思います。

また、風邪薬を飲みながら鍼灸を受けていただく事も出来ますので、早く治したい方にはお勧めです。

[臨床科]
森先生による「子宮内膜症」の講義を行いました。
東洋医学での子宮・卵巣に於ける病気の病因・病理の考え方や実際の臨床の方法を説明しました。