2015年9月臨床科

2015/09/24

臨床研修会事務局 森です。

9月20日に今期最後の臨床研修会月例会を行いました。

臨床科は、川幡先生の「耳鳴り・難聴・めまい」、森先生の「妊婦の治療」をベッドサイドティーチング方式で行いました。

川幡先生は、経絡治療+局所の使い方として、耳鳴りやめまいに臨床上効果的な経穴を実際に指導していただきました。
鍼灸でこれらの疾患を治療する機会があります。肩凝りが原因の一過性の耳鳴りには鍼灸が非常に効果的です。
数回の治療で良くなる事がほとんどです。
しかし突発性難聴やメニエール病、更年期や加齢によるものは経絡治療にだけでなく加えると更に効果的な経穴があり(受講生限定)、今回のベッドサイドティーチングでその実技を行いました。
また、難治性の耳鳴りの患者さんにどの様に対応するのかなどを、臨床の現場の経験をふまえてお話しさせていただきました。


森先生は、森先生の奥様が妊娠中であるので、実際の妊婦の脈を受講生の方にみて頂きました。
妊娠中は、妊婦の脈が出現してくるので非常に良い経験となったと思います。
また、臨床時における施術の注意事項や、妊娠中の特有の病態に対しての施術の仕方などを指導しました。

また、来年は産まれたお子さんに対しての「小児鍼」の講義も行う予定になっております。