2016年6月開催

2016/07/05

2016年6月26日に臨床研修会月例会(講習会)を開催しました。

[基礎科]
森先生が「腰痛症の治療」の講義を行いました。

実技では、受講生の中でも腰痛の方が多く、講義の内容を実践していました。

[臨床科]
薗田代表が「濇脈」の講義を行いました。

濇脈は、多気少血を意味し、その症状は強い痛みを現す脈状です。
経絡病証では、外因である風寒湿が各々単独で経絡に侵入する場合と、風寒湿が一緒に経絡に侵入する場合(これを痺と言う)とがあります。
また、陽経絡に侵入した場合と陰経絡に直接侵入する場合とがあり病証もそれぞれ異なりますが、後者のほうが激しい痛み、しびれの症状を現します。
臓腑病証では、内因である七情の気の偏勝により起因します。臓内における気の変化が著しく、それとともに血の変化も著しく、激しい痛み(悪血・瘀血)の症状を現します。