2015年6月基礎科開催

2015/06/29

2015年6月21日に月例会基礎科を行いました。

川幡あづさ先生による「月経痛」の講義・六部定位脈診の実技実習を行いました。

[月経痛の講義]
本日は若い女性に多い月経痛の講義です。月経痛といいましても原因は様々です。今回は子宮そのものには異常がないのにも関わらず月経痛がある方に対してのアプローチです。
病院に行って検査をしても異常が無ければ鎮痛薬を飲むしかありません。
鍼灸治療では痛みの原因である冷えによる瘀血を改善して痛みを和らげる事が出来ます。
子宮の血流が悪くなると月経時に子宮を収縮させる為のプロスタグランジンが多く集まり下腹部の締め付けられるような痛みが強くなります。
経絡治療をする事で子宮はもちろん全身の血流が良くなります。PMSにも効果的です。また局所の経穴の使い方やお灸の用い方に対してもお話させていただきました。

[実技]
実技は証を立てる事を基本に進めました。肺経の補法を何度も何度も行い、細かなポイントもしっかとお伝えしました。受講生の方には脈の変化をしっかりと感じていただく事が出来ました。
手技は反復練習によって磨かれます。
練習あるのみです。我々講師はそれをしっかりとサポートします。
共に頑張りましょう!!