2015年10月開催(第24期開講)

2015/10/31

臨床研修会事務局です。
2015年10月25日より第24期 臨床研修会月例会が開講しました。

脈診が出来るようになりたい!という志の高い鍼灸学校在校生・鍼灸国家資格保有者の方々が集まられました。
今年は、北は北海道から西は愛知まで遠い所を通って学びに来られています。
講師陣も、皆様の期待に応えられるよう一生懸命頑張っております。

[基礎科]
座学では、総論として、経絡治療の基礎と題し、経絡治療の歴史、六部定位脈診(祖脈診)と脈状診の違いについて、治療における基礎原則の講義を薗田代表が行いました。

実技では、実際に、脉の位置、取り方等を個々にご指導致しました。実技の後半では、受講生をモデルとし薗田代表が、本治法のみを行い。治療前と治療後の脈の変化(病脈→平脈)を感じ取っていただきました。
毎回、思うことですが、参加している受講生は、まじめで向上心がある方々ばかりなので、研修一年後が楽しみです。頑張って行きましょう。
 
[臨床科]
虚脈と遅脈について、経絡病症と臓腑病証に分け、脈象、病因、病理、病症の講義を薗田代表が行いました。
 
虚脈は、経絡病証では、気血虚損を意味し、多く診られる脉状です。臓腑病証では、不全を意味します。
遅脈は、栄気、栄血、気血渋滞を意味し、冷え、瘀血などの状態を顕します。